鼻中隔湾曲症(とか)の手術を受けた
高校生のころくらいから鼻炎を自覚してそれから 15 年ほどつきあってきた。自覚していた症状としては以下のようなもの。
- 毎朝起きると鼻がムズムズしてくしゃみがほぼ必ず出る。その後鼻水で鼻がつまる
- 時折鼻水が止まらなくなる。鼻をしつこくかむと解消したり
- 鼻詰まりで寝づらくなる。鼻がつまらないよう寝る方向を変える必要がある。
- 口呼吸しがち
キツいのでそのうち治したいな、とおもっていたら、同僚が鼻の手術をしてその後快適だという話を聞いて、病院を紹介してもらって手術を受けた。 病院はこちら。
初の通院から手術まで
6 月下旬に初めての検診を受けた。その日は CT 、採血、呼吸機能などの検査を受けて終了。 処方された炎症を抑える薬を飲んでいたら、症状のほとんどが解消した。
検査の結果、以下の病状があると診断された。
- 鼻中隔湾曲症
- 鼻の穴が S 字にまがっている。右は一般の人より狭い。左はもっと狭い。
- アレルギー性鼻炎
- イネ、スギ、カビにアレルギーがある。これだと大体年間を通じてアレルギー源と接することになる。
- 肥厚性鼻炎
- 粘膜が肥大化しており、鼻腔を狭くしている。
- 両側中鼻甲介蜂巣
- 鼻の少し上の方の骨の中に空隙があり、それが鼻腔を狭くしている。
このまま薬でアレルギーを抑え続けるのもいいけど、形状的なものは手術を受けないと治らない。手術だと全部治るとのこと。この病院の先生は皆診察を手早く、サバサバした感じで進めるけど自信を持っている感じがした。反面、同情的なものはあまり感じないけど自分は好感を持った。手術を終えた同僚も幸せそうだったし、妻も賛成したので手術をお願いした。
局所麻酔と全身麻酔が選べた。手術中にパニックにならない自信がなかったので全身麻酔でお願いした。
生まれてから手術を受けたことがないし恐怖心があったので、手術までは不安にならないよう意識した。全て先生の言ったことを信じることにして、手術の内容や体験談をググったりすることをやめた。
手術、そして抜糸まで
10 月初旬に日帰りで手術を受けた。手術のことは麻酔科医から「眠くなりますよ…」と言われた瞬間までしか覚えていない。目が覚めたら小綺麗な病室にいた。目が覚めたら看護師さんがすぐに駆けつけてきた。心電図(?) に変化があったのだろう。「おぉ、これが監視というやつだな。Web システムもかくあるべし」などと思ったのを覚えている。
概ね気分は良好だったけど、鼻が完全に詰まっていた。妻に迎えに来てもらい、手術開始から 5 時間ほどでタクシーで自宅に帰って療養した。
術後 1、2 日目はかなりきつかった。Twitter を見る気にもなれないくらいだった。 主な症状としては頭痛、鼻の上の重い痛み、完全な鼻閉。 鼻血が出ないように綿球をつめるのだけど、それが 10 分くらいで血で真っ赤になる。これをひっきりなしに変え続ける必要があった。連続した睡眠はとれず、寝ても 1 時間くらいで起きて綿球を変えた。鼻から喉に流れてくる血を飲まないように、洗面所に行って都度吐き出した。
あと鼻が完全に詰まった状態での睡眠に慣れておらず、これが辛かった。たまに起きた直後に鼻呼吸しようとして、一人で窒息しそうになった。
それから 39 度の発熱をしたりしたけど、徐々に快方にむかった。綿球に付く鼻血には徐々に鼻水っぽい粘液が混じるようになり、鼻の上の鈍痛は引いていった。けれど完全に鼻呼吸ができないのは変わらずで、口内や喉が口呼吸でズタボロになった。この手術を受ける人は空気が乾燥する季節は避けたほうが良さそう。
術後 4 日目からは仕事に行った。術後 9 日目に抜糸を行って鼻の中に入ってるシリコンを抜いて鼻呼吸が復活するのだけど、それが待ち遠しくて仕方なかった。
あと2つ寝ると鼻呼吸
— Kosuke Ohmura (@kosukeohmura) 2019年10月9日
抜糸を終えて
現在術後 11 日目。抜糸が終わって、鼻通りは手術前のレベルくらいに戻った。まだ運動や飲酒は制限されているが、ようやく普通の日常生活が遅れるレベルの体調になった。嗅覚はまだ殆どないけど、これから徐々に戻っていくそうで楽しみ。鼻通りは鼻うがいを継続していくことでよくなりそう。
費用
手術が 8.6 万(限度額適用後)、初回からの診察が合計 4 万円くらいで総計 13 万円弱になりそう。